お宮参りとは、その土地の氏神様に赤ちゃんが無事に生まれた報告と、今後の健やかな成長・ご加護をお祈りすることが目的の行事です。
おまいりをするにも、たくさんの神社やお寺があり、どこへ行けばいのか分からないという声をよく聞きます。
そこでこの記事では、お宮参りのお祝いには欠かせない、おまいり・ご祈祷ができる尼崎市の神社・お寺を紹介します。
目次
兵庫県尼崎市の生島神社とは
兵庫県尼崎市の生島神社は4世紀、第16代仁徳天皇の御代に創立された歴史のある神社で、7柱の御祭神が祀られています。
その内のひとつである生島神の「生」は、生成、進歩、完生という意味、足島神の「足」は充実、繁栄、発展という意味があり、すなわち、生島神社には大地の守護と、大地に生をうけているあらゆるものの生命の完成を統轄する神様がいらっしゃいます。
摂末社の生島辨財天社には子授け・安産・子供を守る神様が祀られており、生島稲荷社は商売繁昌、開運厄除、産業発展の神としても崇敬されています。
生島神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県尼崎市の生島神社ではお宮参りのご祈祷は年中受け付けており、予約は必要ありませんが事前に電話での問い合わせ(受付時間の確認)が必要です。
ご祈祷の受け付け時間は午前9時から午後17時までで、お宮参りのご祈祷にかかる時間は20~30分程です。
ご祈祷料金は1人15000円~で、双子の場合は25000円~と割引があります。
お宮参りのご祈祷でいただける授与品は、お食い初めセットです。
ご祈祷時には、玉串拝礼(たまぐしはいれい)※があります。
また、生島神社では赤ちゃんの産着、帽子などの和装一式を無料でレンタルすることができます。
※榊・樫・杉などの木の枝に、紙垂(しで)や木綿(ゆう)を麻で結んで下げたもので、神道の神事において、参拝者や神職が神前に捧げること
生島神社の基本情報
住所:〒661-0013 兵庫県尼崎市栗山町2-24-33(あまがさきし くりやまちょう)
電話番号:06-6429-2830
アクセス:
・電車利用の場合
阪急武庫之荘駅より南東へ徒歩20分
JR立花駅より北東へ徒歩17分
・バスの場合
「阪急武庫之荘駅」から 阪神バス尼崎市内線「48系統」(JR尼崎[南]行)に乗り9分
「阪急塚口駅」から 阪神バス尼崎内線「14系統」(阪神出屋敷行)に乗り6分
各方面からバス停「栗山町2丁目」で下車し、徒歩2分
兵庫県尼崎市の水堂須佐之男(みずどうすさのお)神社とは
兵庫県尼崎市の水堂須佐男神社の御祭神であるスサノオノミコト(須佐之男命)は、厄除けの神様、夫婦円満の神様、縁結びの神様として信仰を集めています。
境内のほぼ全体が前方後円墳で、水堂古墳と呼ばれ、尼崎市指定文化財になっています。
発掘当時一緒に発見された鉄槍や青銅の鏡などの副葬品は、尼崎市立歴史博物館に保管されています。
また拝殿の天井には、阪神大震災の復興シンボルとして「万葉の花」という天井画が美しく描かれています。
水堂須佐之男神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県尼崎市の水堂須佐之男神社のお宮参りのご祈祷は完全予約制で、事前に電話かWEBより2日前までに予約する必要があります。
ご祈祷の受け付け時間は午前10時から午後16時までで、お宮参りのご祈祷にかかる時間は20分ほどです。
ご祈祷料金は、1人8000円か10000円で選ぶことができ、納める金額によって授与品の内容が変わります。
ご祈祷料8000円(双子の場合は14000円)の場合は、ファミリアのスプーン・お箸セット、初宮詣守り、お宮参り祈願絵馬などの記念品を、お宮参りの授与品としていただけます。
ご祈祷料10000円(双子の場合は18000円)の場合は、ファミリアのたべぞめセット、初宮詣守り、お宮参り祈願絵馬などの記念品を、お宮参りの授与品としていただけます。
水堂須佐之男神社のお宮参りのご祈祷は、1組ずつ執り行われ、予約時に伝えておくと赤ちゃんの産着(正絹製)を無料でレンタルすることができます。
(色柄は女男3種ずつ。ご祈祷後に、レンタル衣装で記念写真を撮る時間を設けていただけます)
水堂須佐之男神社では、ご祈祷中も写真撮影をすることができ、プロの出張カメラマンも一緒に拝殿に入ることが可能です。
そのため、お宮参りのご祈祷中の赤ちゃんの貴重な姿を記念に残すことができます。
水堂須佐之男神社の基本情報
住所:〒661-0026 兵庫県尼崎市水堂町1-25-7(あまがさきし みずどうちょう)
電話番号:06-6438-3078
アクセス:
・電車利用の場合
JR立花駅より西へ徒歩10分
阪急武庫之荘駅より南へ徒歩15分
・車利用の場合
名神高速尼崎インターチェンジより5分
兵庫県尼崎市の皇大(こうたい)神社とは
兵庫県尼崎市の皇大神社は、本殿棟札(ほんでんむなふだ)※1 によると、天長元年に空海上人(くうかいしょうにん)が浄光寺創設の折に勧請(かんじょう)※2 したと記されています。
戦国時代に佐々木判官秀詮(ささきばんかんひであき)により浄光寺城が築かれましたが、そのあと、織田信長が伊丹城を攻略した際、城と共に城の守護神でもある皇大神社を焼失しました。
その後、長い年月をかけて造営と改修を繰り返し、現在の本殿の姿があります。
境内には幼稚園が併設されており、樹木は市の保護樹林に指定されています。
※1 建物の新築や修理を行うときにその建物の繁栄と工事の安全を祈願して棟木や梁などの小屋裏に取り付ける札のこと
※2 神仏を迎えること
皇大神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県尼崎市の皇大神社では、お宮参りのご祈祷は予約制です。
ホームページにあるご祈祷の申し込みフォーム、もしくは電話から申し込みをすることができます。
ご祈祷の受付時間は、午前9時から午後17時までで、お宮参りのご祈祷にかかる時間は10~15分ほどです。
ご祈祷料金は1人8000円~で、双子の場合は16000円~です。
お宮参りのご祈祷でいただける授与品は、お食い初めのお箸、お守りなどです。
ご祈祷される際のご家族の服装に和装・洋装の決まりはありませんが、襟なしのシャツやジャージ、ダメージジーンズ、ミニスカート、素足などは慎み、神様に失礼のないようにしましょう。
また、尼崎市金楽寺町の吉備彦(きびひこ)神社、尼崎市長洲の天満神社・貴布禰(きふね)神社・大門厳島(だいもんいつくしま)神社、尼崎市西川の八幡神社、尼崎市次屋の伊邪那岐(いざなぎ)神社、尼崎市潮江の素戔嗚(すさのお)神社、尼崎市神崎の須佐男(すさのお)神社、尼崎市高田の素戔嗚(すさのお)神社、尼崎市額田の白井神社、尼崎市善法寺の白井神社の地域の方も、こちらの皇大神社へお越しいただけます。
皇大神社の基本情報
住所:〒660-0811 兵庫県尼崎市常光寺1-18-10(あまがさきし じょうこうじ)
電話番号:06-6481-6170
アクセス:
・電車利用の場合
JR尼崎駅より南東へ徒歩15分
阪神杭瀬駅より北へ徒歩15分
・バスの場合
「阪神杭瀬」から 阪神バス尼崎市内線「12系統」(阪急塚口行)に乗り3分
「JR尼崎」から 阪神バス尼崎内線「24系統」(阪神杭瀬行)に乗り6分
各方面からバス停「常光寺」で下車し、北へ徒歩3分で着きます。
・車利用の場合
事前に連絡の上、園田橋線沿い東の鳥居より入り境内に駐車して下さい。
平日は、境内にて幼稚園の保育を行っておりますので警備員の誘導に従い入場してください。
尚、祭典や行事がある日は駐車できませんので、徒歩または公共交通機関をご利用ください。
兵庫県尼崎市の富松神社とは
兵庫県尼崎市の富松神社は、約1250年前に僧の行基が人々を指導して猪名野笠原を開拓し、稲作を進めるともに富松の里の守り神として神様と仏様をおまつりしたのが始まりだと伝えられています。
富松神社は、平安時代には藤原摂関家の荘園を守る鎮守の社でしたが、戦国時代に数度の兵火にかかって社殿や堂塔は焼失します。
その後、本殿は1636年に再建され、昭和43年に兵庫県重要文化財に指定されました。
また、江戸時代には尼崎藩主である松平遠江守公厄災祈願所として特別の庇護を受け、盛況を誇りました。
拝殿右側にある樹齢約500年の大クスノキは富松神社の御神木で、木の洞が「耳」の形に似ていることから、参拝者の願いや悩みを聞いてくださるとされています。
富松神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県尼崎市の富松神社では、お宮参りのご祈祷は予約制ではありませんが、事前連絡が必要です。
ご祈祷の受け付け時間は午前9時から午後16時までで、お宮参りのご祈祷にかかる時間は10~15分ほどです。
お宮参りのご祈祷料金は10000円~で、授与品をいただくことができます。
富松神社の基本情報
住所:〒661-0003 兵庫県尼崎市富松町2-23-1(あまがさきし とまつちょう)
電話番号:06-6421-5830
アクセス:
・電車利用の場合
阪急武庫之荘駅より北東へ徒歩15分
・バスの場合
「阪急塚口駅(南口)」から 阪神バス尼崎市内線「30系統」(武庫川行)に乗り7分
「阪急武庫之荘駅(北口)」から 阪神バス尼崎内線「48系統」(JR尼崎駅行)に乗り7分
「JR尼崎駅(南口)」から阪神バス尼崎市内線「48系統」(阪急武庫之荘行)に乗り20分
各方面からバス停「尼崎北小学校前」で下車し、徒歩ですぐに着きます。
兵庫県尼崎市の尼崎えびす神社とは
兵庫県尼崎市の尼崎えびす神社は、醍醐天皇時代以前の創建であると伝承されています。
古代からえびす様は海の神様、漁業航海を守る神様として漁業人から崇拝されてきました。
海の市・尼崎でも「尼のえべっさん」の愛称で親しまれています。
境内には大きな鳥居、えびす御像、願掛けきつねさん、勝ち馬さんなど見どころがたくさんあります。
その中でも、境内にある「月像石(つきいし)」という変わった形の石は尼崎えびす神社の名物で、触れると心が落ち着き、日々のストレスや疲れが癒されるとのことでご利益を授かれるように多くの参拝者が撫でていきます。
尼崎えびす神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県尼崎市の尼崎えびす神社のお宮参りのご祈祷は予約制で、電話かFAXから予約することが出来ます。
ご祈祷の受け付け時間は午前10時から午後16時までで、お宮参りのご祈祷にかかる時間は30分ほどです。
ご祈祷料金は8000円~で、双子の場合は13000円~です。
お宮参りのご祈祷でいただける授与品はお守りなどです。
尼崎えびす神社では、ご祈祷中も撮影をすることができ、プロのカメラマンの同行が許されています。(祝詞の間は撮影不可)
尼崎えびす神社の基本情報
住所:〒660-0884 兵庫県尼崎市神田中通3-82(あまがさきし かんだなかどおり)
電話番号:06-6411-3859
アクセス:
・電車利用の場合
阪神尼崎駅より西へ徒歩3分
JR尼崎駅、阪急塚口駅からは阪神尼崎駅まで市バス、阪急バスまたはタクシーをご利用ください。
・バスの場合
尼崎市営バス、阪神電鉄バス、阪急バスに乗り、バス停「尼崎駅前」で下車し西へ徒歩3分
車利用の場合
・名神高速道路・尼崎ICを出て南へ約10分
・阪神高速3号神戸線尼崎東、西ランプを出て約10分
・阪神高速5号湾岸線尼崎東海岸、尼崎末広ランプを出て約10分
お宮参りとは
お宮参りとは、赤ちゃんが生まれた約1か月後にその土地の氏神様に赤ちゃんが無事に生まれた報告と、今後の健やかな成長・ご加護をお祈りすることが目的の行事です。
お宮参りは赤ちゃんにとって生まれて初めての行事で、初宮参り(はつみやまいり)、初宮詣(はつみやもうで)、宮参り(みやまいり)とも言われています。
お宮参りの始まりは?
赤ちゃんが誕生した際、最初はごちそうを食べ、踊り、神に新たな命の誕生を報告するにとどまっていたものが、お宮参りとして鎌倉時代に発生し、室町時代には現在のようなご祈祷を受ける形になったと言われています。
その後、江戸時代頃から庶民にも広まっていきます。
昔は赤ちゃんの生存率が低く、生後数日で亡くなることも多かったため、生後1か月ほど様子見の期間が設けられ、赤ちゃんに生きる力が備わっていると確認できた頃に、晴れ着である産着を赤ちゃんに着せ、氏神様にお参りするようになりました。
現代ではお参り後に記念写真の撮影を行ったり、親戚で集まってお祝いの食事会を行ったりするご家庭がほとんどです。
お宮参りはいつ行く?
伝統的なしきたりでは、お宮参りは男の子は生後31、32日目、女の子は32、33日目で行うと良いとされていますが、この日に行かなければいけないという決まりはありません。
地域によっては生後100日のお祝いであるお食い初めと一緒にお祝いするところもあります。
赤ちゃんやママの体調に合わせて、各ご家庭で日程を決めましょう。
お宮参りでの赤ちゃんの正装は?
お宮参りでの赤ちゃんの正装は、白羽二重(しろはぶたえ)という長襦袢の上に、華やかなデザインが施された産着(うぶぎ)をかけるスタイルですが、和装でないといけないという決まりがあるわけではないので、洋装でも問題はありません。
最近ではご両親の洋装に合わせて、赤ちゃんにもベビードレス(セレモニードレス)を着せるご家庭もあります。
せっかくですので、和装とベビードレスの両方を持参して、記念写真の撮影の時はベビードレス、ご祈祷の時は和装と、衣装チェンジをするという手もあります。
どちらの衣装も記念に残すことができるので、より思い出深いお宮参りとなるでしょう。
お宮参りの赤ちゃんの服装はどう用意する?
お宮参りのときの赤ちゃんの衣装は、新たに購入、フォトスタジオでレンタル、親戚間で使いまわす、赤ちゃんのパパやママがお宮参りの時に利用した着物を使うなど、いろいろな準備の方法があります。
世代を超えて同じ着物を羽織るのは、とても素敵ですよね。
赤ちゃんのパパ・ママが利用した着物を使い回すパターンでよく耳にするのが、何年ぶりかに着物を出してみると、シミがついていたり、黄ばんでいたりしたという声です。
長襦袢は、繊細な正絹(シルク)でできており傷みやすいため、定期的なメンテナンスをせずに長期間タンスで眠ったままにしておくと、少なからずシミやカビ、黄ばみが出てきます。
襦袢は白やピンクといった淡い色であることが多いので、どうしても変色が目立ちやすくなります。
しかしながら、もしお手持ちの長襦袢が黄ばんでしまっていたとしても、お宮参りのためだけにわざわざ買い直す必要はありません。
お宮参りのときの赤ちゃんの正式な服装は長襦袢の上に祝い着を掛けるスタイルですが、長襦袢がないといけないわけではないからです。
また、長襦袢がなくても問題なく産着をかけることができます。
さらに言うと、初夏から夏の終わりにかけてお宮参りに行かれる方は、ほとんどの方が長襦袢を利用しません。
祝い着1枚をかけるだけでも暑いので、少しでも涼しくなるように、赤ちゃんと赤ちゃんをだっこされる方の体調を考えてのことです。
どうしても長襦袢を利用して祝い着をかけたい場合は、夏の暑い時期をずらしてお宮参りに行くと良いでしょう。
まとめ
尼崎市でお宮参りのおまいり・ご祈祷ができるおすすめの神社・お寺を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
お宮参りに選ぶ神社やお寺は、その土地の神様に参拝するという意味で、赤ちゃんが生まれた土地や、これから赤ちゃんが育っていく家の近くで選ぶことが一般的です。
また、ご両親のご実家に近いところなど、赤ちゃんにとってゆかりのある神社やお寺に参拝する方も増えています。
地域やご家庭の事情によってお宮参りのしきたりが異なることがあるため、事前にご両親や親せきにお宮参りについて相談すると良いでしょう。
赤ちゃんに負担がないことを優先し、ご家族にとって適した神社やお寺を見つけられるといいですね。
お宮参りの記念写真はいぬづか写真室へ
お宮参りのお祝いは、人生の中でもビッグイベントのひとつで、特別なご記念です。
どこでお宮参りの記念写真を撮るか迷われるかと思いますが、阪神西宮駅から徒歩5分、西宮神社から徒歩3分の場所に位置する老舗フォトスタジオ、いぬづか写真室がおすすめです。
スタジオ撮影では、トラディショナルな何年たっても色褪せないお写真を。
カメラマンが神社やお寺へ同行してお参りの様子を撮影するロケーション撮影では、人が映りこまない場所での撮影や、お宮参りにふさわしい風景での撮影スポットをご提案します。
大切なお宮参りの思い出を、フォトジェニックにお写真に残しましょう。