成人式での男性の服装は?
成人式で着るスーツ選びについて
デザインや柄、色、着合わせ方など、一言でスーツと言っても、その種類は様々です。 成人式を迎える方は学生であることが大半のため、スーツをこれまでに着る機会もあまりなく、どのようなものを選ぶのが相応しいのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか? ここからは、スーツを選ぶにあたってどのような点に気を付ければよいかを紹介します。成人式で着ていくスーツの色や柄は何を選ぶ?
成人式に着て行くスーツの色や柄を選ぶ際のポイントを説明します。成人式の後もリクルートなどで長く着られるよう落ち着いたものを選ぶ
羽織袴と比べると安価ではありますが、スーツももちろん安いわけではありません。 そのため、せっかく購入するなら成人式だけではなく、他の場面でも使用できるものがいいという方もいるでしょう。 こういった方におすすめの色は、以下のものになります。・ネイビー(紺)
ネイビーはビジネスシーンやフォーマルなシーンでも着ていくことができる、1着目として選びやすい色です。 色の濃さによっても印象は異なり、濃い色は大人っぽく、明るい色は若々しい印象を与えるので、自分の好みのものが見つけやすいとも言えます。 抽象的な印象としては「誠実・知的・安心感」となります。
・グレー(灰色)
グレーは艶感のあるものを選ぶとフォーマルな印象が強くなりますが、落ち着いた色を選ぶと様々なシーンで着ることができます。 特に黒に近いグレー(チャコールグレー)だと、大人っぽく控えめで落ち着いた印象になるので、成人式はもちろん、社会人になってからも長く着ることができます。 抽象的な印象としては「大人っぽい・高級感・クール」となります。
・ブラック(黒)
ブラックスーツは、冠婚葬祭に適するフォーマルなスーツで、洗練されたイメージになります。 漆黒に近いブラックスーツは礼服として着られるもので、ビジネスシーンには向いていません。 様々なシーンで着用するブラックスーツなら、漆黒より淡いブラックのダークスーツがオススメです。 ブラックスーツをもう少しカジュアルに着られたい方は、無地ではなく薄くストライプなどの柄がデザインされたブラックを選ぶといいでしょう。 抽象的な印象としては「モード・上品・スタイリッシュ」となります。
せっかくの成人式、他人と被らない個性的なものを選ぶ
一生に一度の成人式、着ていくスーツはこだわりを持ちたい、他の人とはかぶらないオシャレで個性的なスーツを選びたい方は、柄入りのスーツを選びましょう。・ストライプ
柄入りのスーツの中でも比較的シンプルなものが多く、万人受けする柄です。 ストライプの中でも個性を出したいという方は、ストライプの幅が太いものを選ぶと、柄が目立ってこなれ感が出ます。 また、ラインの太い、白いチョークで描かれたような「チョークストライプ」や、2種類の異なった色や線で描かれた「オルタネートストライプ」などは、ストライプの中でも個性が発揮されます。 逆に、柄入りがいいけれど目立ちすぎないスーツがお好みの方は、一見無地に見えますが光の具合によって浮き出る「シャドーストライプ」や、 細かいドットが連なり、落ち着いた印象を与える「ピンストライプ」など、ストライプの幅が細いシンプルなものを選ぶといいでしょう。
・チェック
優しい印象のチェックは、女性からも好印象を持たれる柄です。 上品さや大人っぽさを演出したい方は、光の具合によって柄が浮き出る「シャドーチェック」や、小さいチェックの組み合わせからなる「グレンチェック」といった柄がおすすめです。 カジュアル感を出しつつ、華やかさやクラシカルな印象を演出したい方は、単色の縦横の細いラインからなる、窓の格子のような四角形柄の「ウィンドウ・ペンチェック」や、 チェックの中でも一番有名で人気のある、スコットランドで生まれ、公式に認定されたチェック柄のみが名乗ることを許された「タータンチェック」の柄がオススメです。 また、スーツの生地とは異なる色のチェックや、幅が広い大判なチェックですと、たくさんの人が集まる成人式でも目立つこと間違いなしです。
・ペイズリー
個性的でとにかく他の方とかぶりたくない!という方は、ペイズリー柄をおすすめします。 高級感があり華やかなペイズリーは、たくさんの人の中でも存在感が出るでしょう。
スーツはサイズが重要!
自分好みの色や柄のスーツを選んでも、サイズ感が合っていなければ台無しです。 自分の体に合ったスーツを選ぶために必要なポイントをいくつか紹介します。スーツのジャケット サイズ感のポイント
・ジャケットは肩幅を合わせる「スーツは肩で着る」と言われているほど、ジャケットは、肩幅のサイズ感が重要になります。 ジャケットと自分の肩のトップ位置がちょうど合っているかを確認しましょう。 この時、肩のパッドが浮いていたり、指で大きくつまめるほどゆとりがあったりすると、よくありません。 逆に、腕が動かしづらかったり、二の腕の上部や背中に余計なシワができるほど小さかったりする場合は、1サイズ大きいものを選びましょう。 ジャケットを着た時に、肩のトップを1cmほどつまめるくらいのサイズ感が目安となります。
・ジャケットはウエストを合わせる
ウエストが合っていないと、シルエットが崩れて見栄えが悪くなります。 ボタンを留めた時に、お腹周りに余計なシワができるほどジャケットが小さかったり、ジャケットの前辺りに余分なゆとりができて、横から見たときに尖って見えるほど大きかったりするものは避けましょう。 ボタンを留めてジャケットの前を軽く引っ張った時に、ジャケットと自分の間に握りこぶし1つが入るくらいのゆとり感が目安です。
・ジャケットは袖の長さを合わせる
袖が短く、中のシャツが見えすぎてしまうと見栄えが悪くなります。 また、袖が長すぎるとだらしなく見えてしまうので注意が必要です。 腕を下ろした状態で、袖からシャツが1cmほど見え、机に手をついたときに手の甲に袖が少しかかるくらいの長さを目安にしましょう。 シャツにカフスボタン(袖につけるボタンの代わりに袖を留める小物)がついている場合は、カフスボタンに合わせてシャツが2cmほど見える長さにすると素敵です。
・ジャケットは着丈を合わせる
着丈は流行によっても変わりますが、一般的な長さで言うとヒップが隠れる長さです。 短すぎると幼い印象となり、長すぎると足が短く見えてアンバランスな印象になります。 背筋を伸ばして腕を自然に下ろして立った時に、手指の第二関節辺りに着丈がくるものを目安にしましょう。
スーツのパンツ サイズ感のポイント
・ズボンはウエストサイズを合わせるウエストがきつかったり、ゆとりがありすぎたりするものを選ぶと動きづらくなってしまいます。 ベルトを締めた時にパンツに余計なシワがあるほどゆとりがあったり、ポケットが自然に開いてしまうほど小さかったりするサイズは避け、ウエストに自分の握りこぶし1つ分が入るものを選びましょう。 また、座った時にも苦しくならないサイズを選ぶと良いでしょう。
・ズボンはウエスト位置を合わせる
スーツでは、パンツのウエスト位置が腰骨にくるように履くのが正しい履き方となります。 ヒップの位置で履くとだらしなく見え、ハイウエストで履いてサイズを合わせてしまうと、動いている間にパンツが落ちてきて不格好に見えます。 自分のヒップの大きさに合ったパンツを履き、履いたときにポケットに手を入れて軽く下げ、自然に止まる少し出っ張った位置が腰骨になるので、そこに合わせて履けるパンツを選びましょう。
・ズボンは裾丈を合わせる
昨今、細身で裾丈が短いスーツが流行っていますが、普通に立っている時に、裾がくるぶしより上になるほど短いものは現代でもあまりいい印象を持たれません。 カジュアルな印象を与えたい方は、くるぶし辺りの長さを選びましょう。 ビジネスシーンでも着ることのできるスーツを選びたい方は、一般的に万人受けのする「ワンクッション」と言われる裾の長さのパンツを選びましょう。 スーツでいう「ワンクッション」は、足の甲に裾がかかり、1つシワができる長さを表します。 ただし、裾が長すぎてたるみすぎると不格好に見えてしまうので、靴を脱いだ時に地面から1cmほどの長さを目安としましょう。