お宮参りとは、生後1か月頃にその土地の氏神様に赤ちゃんが無事に生まれたことを感謝するとともに、今後の健やかな成長をお祈りするために神社にお参りする行事のことです。
お宮参りの際、たくさんの神社やお寺があり、どこへご祈祷に行くのがベストなのかが分からないという声をよく聞きます。
そこでこの記事では、お宮参りのお祝いには欠かせない、おまいり・ご祈祷ができる芦屋市の神社・お寺を紹介します。
目次
兵庫県芦屋市の芦屋神社とは
兵庫県芦屋市にある芦屋神社の主祭神である天穂日命(あまのほひのみこと)は、縁結び・産業繁栄・諸難抜除の神として崇敬されています。
拝殿は昭和5年に建て替えられており、割拝殿(わりはいでん)という古く珍しい建築技法が採用されています。
創立ははっきりとは分かっていませんが、境内に横穴式石室古墳があることなどから、約1400年前にはすでに建立されていたのではないかと考えられています。
完全な状態で現存する横穴式石室古墳は、芦屋市の重要文化財にも登録されています。
明治時代に発布された神社合祀令により芦屋村に点在する全ての神社が1つにまとめられ、芦屋神社は芦屋村の総鎮守となり、各神社の神々を全て祀ることになりました。
今でも十七柱もの神々が奉斎されており、縁結びから交渉事まであらゆる種類のご利益があることで知られています。
芦屋神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県芦屋市の芦屋神社は、お宮参りのご祈祷を受けるには事前に電話で予約をする必要があります。
ご祈祷の受付時間は午前9時半から午後16時までで、お宮参りのご祈祷にかかる所要時間は15分ほどです。
お宮参りのご祈祷料金は、10000円~で、双子の場合も1人10000円~です。
お宮参りのご祈祷でいただける授与品は、お守り・絵馬・お箸セットやお椀などです。
芦屋神社では、神事に差し支えのない範囲内で写真撮影をすることができ、カメラマンの同行が許されています。
芦屋神社の基本情報
住所:〒659-0095 兵庫県芦屋市東芦屋町20-3(あしやし ひがしあしやちょう)
電話番号:0797-34-1833
アクセス:・電車、タクシー利用の場合
JR「芦屋駅」よりワンメーター
阪急「芦屋駅」よりワンメーター
阪神「芦屋駅」よりタクシーで15分
・バス利用の場合
「芦屋市民プール前」下車徒歩5分
・車利用の場合
①[大阪方面より]阪神高速道路 芦屋出口→もしくは[神戸方面より]阪神高速道路 深江出口→② 国道43号線 精道交差点を山側へ(5分)そのまま直進→③ 阪神芦屋駅を直進→④ 開森橋まで行き(10分)信号を右折(右手角に交番)→⑤ 芦屋神社石燈籠を左折→⑥ 坂をのぼり三叉路を鋭角に右折する→⑦ 最初のT字路を左折→⑧ 次の十字路を左折すると神社南側の鳥居が見えます※駐車場は南大鳥居を入って右側になります
兵庫県芦屋市の打出天神社とは
兵庫県芦屋市の打出天神社がある「打出」の地名は、西国街道が京の都から初めて海岸に打ち出る地点に由来しています。
また、小槌を打ち振ると願い事が何でも叶うという打出の小槌の伝説が残る場所としても知られ、境内には打出の小槌の石絵馬があります。
打出天神社は古来、産土神(うぶすながみ=土地の守護神)として祀られていたものを、信仰が盛んとなった室町時代に菅原道真を勧請(かんじょう=迎えること)し、主祭伸としたと考えられています。
学業の神様である菅原道真に纏わる神社ですので、学業開運を祈願して訪れる参拝者も多いです。
打出天神社のお宮参りのご祈祷について
兵庫県芦屋市の打出天神社のお宮参りのご祈祷は予約制になっており、事前に電話で予約をする必要があります。
ご祈祷の受付時間は午前9時から午後16時までで、お宮参りのご祈祷にかかる所要時間は15~20分ほどです。
お宮参りのご祈祷料金は、7000円~で、双子の場合も1人7000円~です。
お宮参りのご祈祷でいただける授与品は、お守り、でんでん太鼓などがあります。
ご祈祷の際、親族の方や同行しているカメラマンは、写真撮影をすることができます。
打出天神社の基本情報
住所:〒659-0021 兵庫県芦屋市春日町1-21(あしやし かすがちょう)
電話番号:0797-22-1877
アクセス:電車利用の場合
阪神「打出駅」より北へ徒歩5分
JR「芦屋駅」より徒歩13分
お宮参りとは
お宮参りとは、生後1か月頃に、その土地の氏神様に赤ちゃんが無事に生まれたことを感謝するとともに、赤ちゃんの健康やこれからの幸せをお祈りするために神社にお参りする行事です。
お宮参りの始まりは?
赤ちゃんが誕生した際、最初はごちそうを食べ、踊り、神に新たな命の誕生を報告するにとどまっていたものが、お宮参りとして鎌倉時代に発生し、室町時代には現在のようなご祈祷を受ける形になったと言われています。
その後、江戸時代頃から庶民にも広まっていきます。
昔は赤ちゃんの生存率が低く、生後数日で亡くなることも多かったため、生後1か月ほど様子見の期間が設けられ、赤ちゃんに生きる力が備わっていると確認できた頃に、晴れ着である産着を赤ちゃんに着せ、氏神様にお参りしていました。
現代では、フォトスタジオで記念写真の撮影を行ったり、親戚で集まって食事会を行ったりしてお宮参りをお祝いするのが一般的です。
お宮参りはいつ行く?
伝統的なしきたりでは、男の子は生後31、32日目、女の子は32、33日目にお宮参りとしてお参りへ行くと良いとされていますが、決まった日に行かなければならないという決まりはありません。
地域によっては生後100日のお祝いであるお食い初めと一緒にお祝いするところもあります。
産後のママと赤ちゃんの体調に合わせて日程を決めましょう。
お宮参りでの赤ちゃんの正装は?
お宮参りでの赤ちゃんの正装は、白羽二重(しろはぶたえ)という長襦袢の上に、華やかなデザインが施された産着(うぶぎ)をかけるスタイルです。
この産着は、初着・祝い着・掛け着とも言われます。
しかしながらお宮参りに行くときの赤ちゃんの衣装は、和装でないといけないという決まりがあるわけではないので、洋装でも問題はありません。
最近ではご両親の洋装に合わせて、赤ちゃんにもベビードレス(セレモニードレス)を着せるご家庭もあります。
せっかくですので、和装とベビードレスの両方を持参して、記念写真の撮影の時はベビードレス、ご祈祷の時は和装というように衣装チェンジをするという手もあります。
どちらの衣装も記念に残すことができるので、より思い出深いお宮参りとなるでしょう。
お宮参りの赤ちゃんの服装はどう用意する?
お宮参りのときの赤ちゃんの衣装は、お子さまのために新しく購入、フォトスタジオでレンタル、親戚間での貸し借り、赤ちゃんのパパやママがお宮参りの時に利用した着物を使うなど、いろいろな方法があります。
世代を超えて同じ着物を羽織るのは、とても素敵ですよね。
赤ちゃんのパパ・ママが利用した着物を使い回すパターンでよく耳にするのが、何年ぶりかに着物を出してみると、シミがついていたり、黄ばんだりしていたという声です。
長襦袢(ながじゅばん)は、繊細な正絹(シルク)でできており傷みやすいため、定期的なメンテナンスをせずに長期間タンスで眠ったままにしておくと、少なからずシミやカビ、黄ばみが出てきます。
襦袢(じゅばん)は、白やピンクといった淡い色であることが多いので、どうしても変色が目立ちやすくなります。
しかしながら、もしお手持ちの長襦袢が黄ばんでしまっていたとしても、お宮参りのためだけにわざわざ買い直す必要はありません。
お宮参りのときの赤ちゃんの正式な服装は長襦袢の上に祝い着を掛けるスタイルですが、長襦袢がないといけないわけではないからです。
また、長襦袢がなくても問題なく産着をかけることができます。
さらに言うと、初夏から夏の終わりにかけてお宮参りに行かれる方の中は、長襦袢を利用しない方も多くいらっしゃいます。
祝い着1枚をかけるだけでも暑いので、少しでも涼しくなるように、赤ちゃんとだっこされる方の体調を考えてのことです。
どうしても長襦袢を利用して祝い着をかけたい場合は、夏の暑い時期をずらしてお宮参りに行くと良いでしょう。
まとめ
芦屋市のお宮参りのお参り・ご祈祷ができる神社・お寺を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
お宮参りには子どもの健やかな成長を願いご加護していただくという意味があることから、お参りをする神社はお宮参りの一回きりでお付き合いが終わる場所よりも、これからも付き合って行ける場所の方が良いとされています。
しかし近年では、ご両親のご実家に近く、昔から行っていたので慣れ親しんでいる場所にある神社にお参りされる方もいらっしゃいます。
どちらの神社・お寺に行かれても、素晴らしいお祝いになることには変わりないでしょう。
赤ちゃんや産後のママの体調を考え、ご家族にとって適した神社やお寺を見つけられるといいですね。
お宮参りの記念写真はいぬづか写真室へ
お宮参りの撮影は、西宮神社に近い老舗フォトスタジオ、いぬづか写真室がおすすめです。
いぬづか写真室は阪神西宮駅から徒歩5分、西宮神社から徒歩3分の場所に位置し、お宮参りの赤ちゃんのレンタル衣装は、和装、洋装合わせて50着近くご用意があります。
お宮参りのお祝いは、人生の中でもビッグイベントのひとつで、特別なご記念です。
大切なご記念の思い出を、フォトジェニックにお写真に残しましょう。