七五三 主役の子どもに似合う着物の色・柄はどう選ぶ?男の子編!

 

 

お子さまの成長に感謝し、これからのさらなる健康と幸せを願う七五三。

昔は、幼いお子さまの生存率が低かったため、節目となる時期にお子さまがその年齢まで無事に成長したことをお祝いしていました。

七五三の主役のお子さまの服装には特に決まりはなく、和装・洋装どちらでもいいとされていますが、

大きな節目のご記念となりますので、和装で神社へおまいりに行かれるご家庭がほとんどです。

お子さまの晴れ舞台となる七五三では、我が子を一番凛々しい姿にしてあげたいと思うのが親心ですね。

初めての記念すべき七五三、パパママは「男の子だから黒や紺でかっこ良くしてあげたい」と衣装選びにも気合いが入っていることでしょう。

黒や紺は定番の人気色ですが、最近ではカラーバリエーションも増えており、どんなものが我が子に似合うか悩むご両親が多いようです。

せっかくの七五三ですので、お子さまにピッタリ似合う一着を見つけたいですね。

そこでこの記事では、数ある七五三の衣装の中から、似合う色を見つけるためのヒントを紹介します。

 

 

 

子どもに似合う着物の色とは

初めての七五三で男の子の場合は、黒や紺、青などの正統派な感じをイメージする方がほとんどでしょう。

何色の着物を着せたらいいか迷い、最終的には人気で定番の黒やブルー系を選ぶ方が多いです。

近年は、ダークトーンでありながら重くなり過ぎず、上品で顔写りが明るく見える紺色が人気で、

晴れの日らしく正統派な装いにしたいけれど、あまりにも定番すぎる色ではつまらないかもという方にもぴったりです。

定番の人気色にするのももちろんいいですが、人気の色がすべてのお子さまに似合うかどうかは別問題です。

似合う色を着ると顔色が明るく華やかに見える一方で、似合わない色を選んでしまうと顔色が悪く見え、着物に顔が負けて着物ばかりが目立つような印象になってしまいます。

大人と同じように子どもにも似合う色・似合わない色は存在しますので、お子さまの魅力が引き立つような似合う色を選びたいですね。

 

 

七五三の着物 子どもに似合う色の見つけ方

七五三の着物を選ぶときにお子さまに似合う色を見つけるポイントは、子どもが生まれ持った肌、瞳、髪の色です。

これらの色素をもとに、その色素と調和のとれる似合う色(=パーソナルカラー)を見つけましょう。

似合う色を見分ける際には、まず肌の色みを見て、イエローベースかブルーベースかを判断します。

黄みを含んだように感じ、温かみのある印象を受ける肌色の場合はイエローベース、

青みを含んだように感じ、クールな印象を受ける肌色の場合はブルーベースに分けられます。

これで判断できない場合は、他にも判断方法があります。

手首の血管の色味が緑っぽく見える場合はイエローベース、青っぽく見える場合はブルーベースです。

また、目の下にできるクマの色が青ならイエローベース、茶色ならブルーベースと判断できます。

そこからさらに、明度(明るいか暗いか)や彩度(鮮やかか落ち着いているか)、質感などを考慮し、

さらに細かく、「イエベ春」・「ブルベ夏」・「イエベ秋」・「ブルベ冬」の4つに分類されます。

例えば、同じイエベでも春タイプが秋タイプに似合う色を選んだり、同じブルベでも、夏タイプが冬タイプに似合う色を選んだりすると、

似合わない色を選んでしまったために、肌がくすんだり色が浮いて見えてしまったりすることがあるため、

どのタイプに分類されているかを把握しておくと、衣装を選ぶときに決めやすくなるでしょう。

 

簡単な質問に、はいか いいえで答えるだけで、似合う色が分かるチャートを用意しました。

まずはこのチャートを使って、お子さまがどのタイプかを診断しましょう。

(ついでにパパママも一緒に診断して、ご自分に似合う色を見つけましょう!)

上のチャートで迷われた方は、もう少し細かく分類した以下を参考にしてください。

 

イエローベース春タイプ 明るくて華やかな色が似合う

肌:明るく透明感があり、黄みがかっている。

目:澄んだ茶色の瞳でキラキラした印象。

髪:明るく艶のあるブラウンかダークブラウンで細くやわらかい髪質。

雰囲気:健康的で親しみやすく生き生きしたイメージ。

 

このタイプは、明るいイエローや黄緑、コーラルピンク、オレンジ、ライトブラウンなど、柔らかく華やかで温かみのある色が似合います。

明るく健康的なイメージを活かし、クリアではっきりとした色や、パッと見てカラフルな暖色系の色を選びましょう。

寒色系を着たい場合は、明るく鮮やかで黄みを含んだ色を選ぶと、顔になじみやすいです。

健康的に肌が焼けている場合はオレンジ、黄みがかったグリーン、アイボリー、くすんだイエローなどがおすすめです。

 

 

イエベ春タイプが避けた方が良い色

青みの強い色や、淡い色、暗く重たい色は、顔がさみしく見えます。

 

 

イエローベース秋タイプ 深みのある黄みがかった色が似合う

肌:赤みが少なく少し暗い。黄みが強い。頬が赤面しづらく、きれいに日焼けができる。

目:暗く、深みのあるダークブラウンの瞳。白目は黄みがかっている。

髪:ダークブラウンや黒に近いブラウンで量が多く、ハリがある。

雰囲気:シックで落ち着いた、大人っぽいタイプ。

 

このタイプは、最近人気のモスグリーンや、オリーブ、からし色、ブラウンに近いオレンジなどアースカラーと呼ばれる色がおすすめです。

一見、地味では?と思うような色も華やかに着こなし、大胆な柄も大変良く似合います。

本来の魅力である大人っぽさを活かし、木の実や紅葉などの実りの秋を連想させるような、暖色系で渋めな濃い落ち着いた色を選びましょう。

健康的な肌色の場合は、テラコッタ系やゴールド、くすんだ黄みよりの薄いブラウン、カーキなどが似合います。

 

イエベ秋タイプが避けた方が良い色

青みの強すぎる色は不健康な印象になり、明るくクリアな色は顔がぼやけて見えます。

鮮やかな色も苦手な傾向です。

 

 

ブルーベース夏タイプ くすんだ優しい色が似合う

肌:マットな白や、やや青白い。日焼けしづらく、しても赤くなりすぐに落ち着く。

目:赤みのあるブラウンや優しい黒い瞳。白目と黒目のコントラストがあまりない。

髪:真っ黒ではなく墨色や赤みがかったブラウンで、細くやわらかい。

雰囲気:爽やかで透明感があり、知的で穏やかな印象。

 

このタイプは、スカイブルー、ミントグリーン、ラベンダー、オフホワイト、パステルピンクや明るいネイビーなどの爽やかな色が似合います。

 

ブルべ夏タイプが避けた方が良い色

黄みの強い色や濃く暗い色は顔がくすんで見え、鮮やかな色も浮いて見えやすいです。

 

 

ブルーベース冬タイプ 黒や白、ビビットな色が似合う

肌:色白か色黒でなめらか。赤みがなく、頬はやや青みがかったピンク。

目:白目と黒目のコントラストがはっきりしていて、瞳が真っ黒。目力が強い。

髪:つややかで真っ黒。太く硬い。

雰囲気:きりっとしていてクールでシャープな印象。

 

このタイプは、黒や白、赤、ロイヤルブルー、紫など、ビビットな色が似合い、大胆でインパクトのある柄をかっこ良く着こなします。

持ち前のシャープでモダンな印象を活かし、ビビットカラーのようなコントラストのある強く澄んだ寒色系がよく似合います。

健康的な肌色の場合は、白は避け、クールでシャープなイメージを活かし、グレーなどの無彩色や、黒、ビビットピンクやターコイズ、明るい紫などがおすすめです。

 

ブルべ冬タイプが避けた方が良い色

黄みの強い色は顔がくすんで見えたり、明るく柔らかい色や淡い色は顔がぼけがちでさみしい印象に見えたりします。

 

 

まとめ

それぞれのタイプ別に、似合う色、避けた方が良い色を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

お子さまに似合う色は、生まれ持った肌、瞳、髪の色以外にも性格やキャラクターからくる全体の雰囲気なども参考になります。

また、子どもは成長によって雰囲気や似合う色もどんどん変わっていきますので、以前に着物を選んだときは

この色が似合ったから、という決め方はせずに、その時々のお子さまに似合う色や柄を選びましょう。

似合う色を把握することは、お子さまの魅力を最大限に引き出す近道です。

 

 

七五三の着物の色・柄選びの注意点は?

・好きな色と似合う色が異なるとき

好きな色と似合う色が異なる場合は、可能であれば、両方を取り入れましょう。

着物の地色を好きな色で選び、似合う色が模様に多く入っている羽織を選ぶようにすると良いです。

顔周りとなる襟元や、肩の辺りに似合う色が配置されていると、顔色が暗くなることが防げ、ずいぶん印象が変わります。

 

似合う色で気に入るものがない場合は、パパママやお子さまの好きな色を優先しましょう。

どれだけお子さまのお顔に似合う色でも、ご本人が気に入らなければ意味がありません。

お気に入りの着物を七五三の日に着ることを、お子さまが楽しみにしてくれることが大切です。

無理に着せてしまうと機嫌が悪くなり、せっかくのお祝いが悲しい思い出になってしまう可能性もあります。

パパママとお子さまで意見が分かれた場合は、フォトスタジオで記念写真を撮るときと、

神社へおまいりに行く日とで衣装を変えるなどして、両方の意見を取り入れる方法もあります。

フォトスタジオで記念写真を撮る場合は、撮影内容をどういった内容にするかにもよりますが、

一度きりの七五三ですので、和装・洋装ともに数着選んで全て記念に残すのもいいでしょう。

最近は衣装にもいろいろなパターンがあり、甲冑、武将や裃なども人気があります。

 

 

定番の和装以外にも、この年齢の時にしか着ることの出来ない衣装を楽しむのもいいでしょう。

ご家族みなさまにとって七五三が良い思い出となるよう、後悔のないようにしたいですね。

 

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七五三は、人生の中でもビックイベントに数えられる行事のひとつです。

どこで記念写真を撮るか迷われると思いますが、西宮市の老舗フォトスタジオいぬづか写真室がおすすめです。

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子どもから大人まで着物レンタル、ヘアセット、着付け、メイクとトータルで行えますのでご安心ください。

今この時だけのお子さまの大切な成長の節目を、フォトジェニックに残しましょう。

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