お子さまの健やかな成長を願い行う一生に一度のお祝い事、七五三。
かわいいわが子の一大イベントなのに、なかなか終息することのないコロナウイルスの感染で、安全を優先すべきか、お祝いすることを優先すべきか、迷われている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、感染予防をしながらも七五三を諦めずにお祝いする、「withコロナでの七五三」を紹介します。
目次
新型コロナウイルスについて
新型コロナウイルスの現状
2019年12月初旬に、中国の武漢市で第1例目の感染者が報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、わずか数カ月で世界中に流行しました。
日本では、2020年1月15日に最初の感染者が確認された後、どんどん感染者数が拡大していきました。
この頃、マスクやガーゼ、消毒液が店頭から一斉に消えたのも、みなさまの記憶に新しいのではないでしょうか。
2021年9月末現在、ワクチン接種の拡大もあり、ピーク時よりはだいぶ減りつつあります。
10月現在、緊急事態宣言も解除されました。
しかし0に近い数字ではない限り、また増加する可能性もあるため手放しに安心はできませんね。
コロナ感染者数グラフ
厚生労働省より引用
withコロナでの新生活様式
新型コロナウイルスが拡大したての頃は、「今いろんなことを我慢していれば、いつかは終わる」という気持ちで、様々なことを我慢されていたことと思います。
しかし、終わりの見えないこの現状の今現在、コロナと生活を共にする「withコロナ」の新生活様式が見直されています。
厚生労働省では、新生活様式について、以下のような実践例が提示されています。
<基本的感染対策>
・人との間を1~2m空ける
・会話の際はできるだけ真正面を避け、症状がなくてもマスクを着用する(ただし、夏場の熱中症には十分に気をつける)
・帰宅後は真っ先に手洗い、うがいをする
・手洗いは30秒以上行う
<基本的生活様式>
・こまめに手洗い・消毒をする
・咳エチケットを徹底する
・換気を行う
・毎朝体温チェックなど健康管理を徹底し、熱がある場合など体調不良の際は無理をしない
では、新しい生活様式が求められる現状で、七五三をお祝いするにはどのように行動すればいいのでしょうか。
ここから、コロナ禍での七五三について、ポイントごとに説明します。
コロナ禍での七五三のおまいりについて
七五三は、お子さまがここまで無事に成長したことへの感謝と、これからの将来への幸せと長寿を神様にお祈りする、日本の伝統的な行事です。
そのため、神社で社殿の前に置かれている賽銭箱にお賽銭を奉納して拝礼したり、社殿に上がって、神さまのご守護をいただけるように願い求めるご祈祷(きとう)を受けたりすることが一般的とされています。
本来は11月15日が七五三の日とされていますが、みんなが一斉にこのときに七五三で集まることを考えると、神社での密も気になるところですね。
では、安全に神社でおまいりを行うには、どうすればよいのでしょうか?
感染予防対策を徹底した神社を選ぶ
大きくニュースで扱われ、私たちが普段目にする機会が多いのは、飲食店やアミューズメントパークなどの感染予防対策についてですが、しっかりと感染予防対策を行っている神社は少なくありません。
それでは、神社で行われている感染予防対策を、一部紹介します。
・従業員のマスク着用、体温管理、手指消毒の徹底
・境内でのマスクの着用必須、飲食および食べ歩き禁止
・手水舎(てみずや)での柄杓(ひしゃく)撤廃
・ご祈祷前の検温実施
・ご祈祷待機の際のソーシャルディスタンス確保、人数制限
・アクリル板の設置
・消毒液の常備
また、一部の神社では
・ご祈祷での授与品の郵送
・手水舎で使用する柄杓を販売し、「マイ柄杓」として個人的に使用する呼びかけ
・おみくじを直接手で触らず済むように、ビニール手袋を配布する
など、アイディアを駆使して対策を行っているようです。
地元の神社を選ぶ
「一生に一度のわが子の七五三、せっかくなら大きくて有名な神社でお参りしたい」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本来七五三は、生まれた土地、またはこれから育っていく予定の土地の「氏神」(うじがみ)と呼ばれる地元の神様に、お子さまの健やかな成長を感謝するという意味が込められています。
コロナ禍で、都道府県をまたぐ移動や、遠方への不要不急の外出の自粛が要請される中、無理をして遠くの神社を選ばず近所にある神社を選ぶことは、七五三の理にかなっていると言えますのでおすすめです。
地元の神社でおまいりすることには、メリットがあります。
小さな神社で、密を避けられる
地元の神社と言っても、有名どころから、地元の方々に守られているような無人の神社まで、その規模は様々ですが、ご祈祷を行っていないような小さな神社ですと、人が少なく、密を避けて安全におまいりすることができるでしょう。
遠方へ行かずに済む
歩いて、または車で近くまで行けるような神社ですと、交通費がおさえられます。
交通機関を利用しなくて済むので、この件に関しても感染予防になるでしょう。
地元の神様を知れる
地元の神社が小さい場合、少し離れていても大きく有名な神社を選ばれる方も多いかと思いますが、この機会に、自分が住んでいる地域の一番身近な神様を調べることも楽しいものです。
コロナ禍での七五三の記念撮影について
ここまで、コロナ禍での七五三の神社へのおまいりのことについて紹介しました。
遠出を控えるように呼びかけられている昨今、おまいりには行かずに、写真撮影だけで七五三をお祝いするという方も増えています。
七五三は、氏神様にお子さまの成長を感謝する行事ではありますが、必ずしも神社に出向いておまいりをしないといけないというわけではありません。
コロナとは関係なく、「下の子どもがまだ小さいから」などという理由で、記念撮影だけで済ませる家庭もあります。
記念撮影だけで済ませるメリットとしては、
・人ごみでの感染を避けられる
・神社へおまいりのときに着る衣装代が浮く
・移動を避けられる
という点でしょう。
神社へおまいりに行かない分まで、可愛い我が子の写真を、撮影時の思い出とともにたくさん残しておきたいですよね。
では、記念撮影に関しては、どのように行動するのが良いのでしょうか。
感染予防対策を徹底した写真館・フォトスタジオを選ぶ
写真館・フォトスタジオでも、神社同様に、感染予防対策を行っているところがほとんどです。
・マスクやフェイスシールド着用徹底
・入店時の検温
・窓や入口扉を開けての室内換気
・手洗い・うがい、手指消毒の徹底
・利用客が触れる衣装や小物類の除菌、消毒
・待合などの席数制限
・混雑を避けるための予約制限
写真館、フォトスタジオは館内であることが多いため、感染予防対策は徹底したお店が安心ですね。
特に、着付けやヘアセットなどの支度を行っているところは、直接スタッフと接触することになるので、しっかりと対策を実施しているところを選びましょう。
記念撮影、支度のどちらもできる写真館・フォトスタジオを選ぶ
七五三の記念撮影をする場合、着物を着たり、ヘアセットをしたりして撮影する方が多いでしょう。
ママやおばあちゃんが、自宅でお子さまの支度をする場合は問題ありませんが、7歳のお子様や、大人の着付けがある場合は、お店で着付けやヘアセットなどの支度をするケースがほとんどです。
美容室で支度をする選択肢もありますが、コロナが気になる現在、なるべく移動や人との接触を最小限にとどめたいところです。
そこで、撮影も支度もトータルで行える写真館やフォトスタジオを選ぶことをおすすめします。
1か所で支度と撮影が行えるので、移動が最小限で済み、広範囲の人との接触を避けることが出来ます。
また、レンタル衣装の用意があるフォトスタジオを選ぶと、コロナを避けるだけでなく、自宅から持参する手荷物が最小限で済むというメリットもあります。
出張カメラマンを選ぶ
七五三の記念写真は、必ず写真館・フォトスタジオで、という決まりはありません。
スタジオでの密が気になる方は、神社へのおまいりの様子を撮ってくれる出張カメラマンを選びましょう。
スタジオで撮影する正統派の写真もとても魅力的ですが、近年はお子さまの自然な表情が残せるロケーション撮影も人気です。
パパママや、おじいちゃんおばあちゃんと触れ合うお子さまのいつもの自然な瞬間を、プロに撮ってもらうのもいいですね。
七五三ではどのくらいの範囲の人を招く?
七五三はお祝い事のため、おじいちゃんおばあちゃんや、親戚を招待する家庭もありますが、必ずしも声をかけないといけないというわけではありません。
どこまでの範囲の人に声をかけるかは、それぞれの家庭や地域によっても異なります。
家族だけで行うところもあれば、叔父・叔母や、イトコ、はとこなど、結婚式のように親戚をたくさん招待して、盛大にお祝いする地域もあります。
ただ、コロナ禍の現在、大人数で集まるのはなかなか難しいでしょう。
たくさんの人たちに祝ってもらいたいという気持ちは少し抑えて、出来る限り少なめの人数にした方が安全と言えるかも知れません。
直接会うのが難しくても、テレビ電話でお祝いの言葉を伝えたり、撮影した記念写真を送ったりすると、双方に喜んでもらえます。
七五三の主役のお子さまと離れた場所にお住まいの方は、無理をしない範囲でお祝いしたいですね。
七五三のお食事会で気を付けるポイント
一般的には、七五三でおまいりに行く日には、お祝いの食事会を開くことが多いです。
しかし、現在は普通の食事でも人数に制限があるお店などもあり、感染が気になりますね。
飲食店でも感染対策をしっかり行っているところが多く見受けられます。
以下はその一部です。
・スタッフのマスク着用、体調管理徹底
・発熱や咳などの体調不良が見受けられる方の来客はご遠慮いただく
・会⾷や飲み会での人数制限
・⾷事の提供、席数の制限
・⾷事前の⼿洗い・消毒の徹底
・酒類の提供中止
・⾷事中以外のマスク着用の呼びかけ
・パーテーションの設置
・食事中の会話の制限
お店に出向いて食事会を行う場合は、感染予防対策をしっかりと行ったお店を選びましょう。
個室のあるお店を選べば、他人との接触を極力避けられます。
お食事会は、家庭によっては自宅で行う場合もあります。
家で行う場合は、お店で行う場合と比べて後片付けや準備が大変というデメリットがありますが、感染リスクが下がります。
今では多くの飲食店がテイクアウトやデリバリーを行っているので、それらも賢く利用しましょう。
また、お食事会も、神社でのおまいりや記念撮影同様に必ず行わなければいけないわけではありません。
コロナとは関係なく、疲れる、お金がかかるという理由で、食事会は行わずにおまいりと撮影のみ行うというケースもあります。
パパママ、あるいは招待する方たちの意見も取り入れながら決めましょう。
七五三の時期をずらす
七五三の日は11月15日が本番です。
これは諸説ありますが、鬼が出歩かない日、旧暦での満月の日という説や、江戸時代4代将軍である徳川家光が長男(後の徳川綱吉)の健康を祈った日が関係しており、お祈りをしてもらった綱吉がその後元気に育ったことから、七五三をお祝いする日として11月15日を定めた、などと言われています。
現在10月~11月に七五三詣を行うことが多く、神社や写真館・フォトスタジオもこの時期が一番混みやすくなります。
ただ、必ずしもその期間に行わなければいけないわけではありません。
多くの写真館・フォトスタジオでは、この混雑を避けるように七五三の前撮り・後撮りをおすすめしており、割引や特典が付くキャンペーンを行っていますので、それらをうまく活用すれば、密を避けたり、料金が安くなったりとお得な点がたくさんです。
またコロナ禍の現在では、神社でも、9月から千歳飴などの授与品を用意するなど、七五三の時期をあえて避けておまいりしてもらえるような取り組みを行っているところがあります。
感染が不安なパパママは、時期をずらして七五三をお祝いすることをおすすめします。
まとめ
ワクチンの配給も増え、少しずつ感染者が減っていますが、まだまだ安心はできない状況です。
七五三は3歳・5歳・7歳と行う年齢が決まっている行事なので、終わりの見えないコロナ禍と向き合って、少しでも感染リスクを避けて楽しく安全にお祝いしましょう。
安全に記念写真を撮影するならいぬづか写真室で
いぬづか写真室では、みなさまに安心してご来店いただけますよう、しっかりと以下の感染予防対策を行っています。
□スタッフの取り組み
・出勤前と出勤後の検温、体調管理の徹底
・アルコール消毒液にてこまめな手指消毒、手洗いうがいの徹底
・衣装や小物の使用ごとに*クリアパルスでの殺菌と、12時間以上の陰干し
・換気扇、窓ドアの開け放しなどの室内換気
・混雑を避けるための予約件数の制限
*クリアパルス・・・厳重な衛生管理が必須の病院や食品工場などさまざまな施設で活用されている殺菌システムです。一般的に普及しているUVランプの数万倍という瞬間紫外線エネルギーを発生させることでDNAを破壊し、さらに近赤外線による熱線破壊とのダブル効果で、短時間で殺菌します。薬品や洗剤を使用しないため耐性菌をつくらず、残留毒性もないので安心です。
□お客様へのお願い
・2歳以上のお客さまのマスク着用
・靴を脱いで上がる部屋での靴下着用
・ 入店時の検温
・ 入店時の検温で37.5度以上の場合は入店お断り
・手指のアルコール消毒
・ 体調がすぐれない場合の予約日の変更、もしくはキャンセルについてのキャンセル料不要
・待合スペース、着替えスペースの撤廃
コロナ禍ではありますが、上質にこだわり、ハイクオリティな撮影を行ういぬづか写真室で、家族の大切な記念のひとつである七五三を、盛大にお祝いしましょう。
カメラマン、ヘアメイク、着付けまで、一流のプロが揃ういぬづか写真室におまかせください。